狭山ヶ丘高校の基本情報と偏差値概要
埼玉県入間市にある狭山ヶ丘高校は、難関大学への進学実績で知られる私立高校です。特類・Ⅰ類・Ⅱ類の3つのコースを設置し、それぞれの学力レベルに応じたきめ細かい指導を行っています。近年は国公立大学や早慶上理への合格者を多数輩出しており、埼玉県内でも注目度の高い進学校として評価されています。各コースで偏差値が異なるため、自分の学力に合ったコース選択が合格への第一歩となります。
狭山ヶ丘高校の特徴と教育方針
狭山ヶ丘高校は1920年に創立された歴史ある学校で、「文武両道」と「自主自律」を教育の柱としています。単に大学合格を目指すだけでなく、社会で活躍できる人材の育成を重視した教育を実践しているのが特徴です。
授業は7時間授業を基本とし、土曜日も4時間の授業を実施しています。これにより公立高校と比べて年間で約200時間以上多い授業時間を確保し、基礎から応用まで丁寧に学習できる環境が整っています。また、早朝や放課後には補習や進学講習も充実しており、希望者は追加料金なしで参加できます。
教員陣も熱心で、個別質問対応や添削指導を積極的に行っています。東京大学や一橋大学など難関国立大学出身の教員も多く在籍しており、質の高い授業が受けられる点も魅力です。進路指導では3年間を通じて計画的にキャリア教育を実施し、生徒一人ひとりの志望に応じたサポートを行っています。
校風は比較的自由で、生徒の自主性を尊重する雰囲気があります。制服はありますが、頭髪や持ち物に関する規則は他の私立高校と比べて緩やかで、のびのびと学校生活を送れる環境です。ただし、学習面では高い目標を持つことが求められ、定期テストや模試の結果は詳細に分析されます。
各コースの偏差値一覧
狭山ヶ丘高校には3つのコースがあり、それぞれ偏差値と教育内容が異なります。2024年度の最新偏差値データに基づいた情報を以下の表にまとめました。
| コース名 | 偏差値 | 主な目標大学 | クラス数 |
|---|---|---|---|
| 特類コース | 67~69 | 東大・京大・国公立医学部・早慶上理 | 2クラス |
| Ⅰ類コース | 63~65 | 国公立大学・MARCH・早慶上理 | 4クラス |
| Ⅱ類コース | 58~60 | 日東駒専・MARCH・国公立大学 | 4クラス |
この表から分かるように、特類コースは県内トップレベルの難易度を誇ります。川越高校や浦和高校などの公立トップ校と併願する受験生も多く、非常にレベルの高い環境で学習できます。Ⅰ類コースは県立の人気校である所沢北高校や川越南高校レベル、Ⅱ類コースは所沢高校や和光国際高校レベルに相当します。
コース間での移動も可能で、入学後の成績によってはⅡ類からⅠ類へ、Ⅰ類から特類へ昇格するチャンスがあります。逆に成績が基準に満たない場合は下位コースへの変更もありますが、これは生徒のモチベーション維持につながる仕組みとして機能しています。
偏差値の推移と最新動向
狭山ヶ丘高校の偏差値は、ここ5年間でやや上昇傾向にあります。特に特類コースは2020年度には偏差値65程度でしたが、現在は67~69まで上昇しており、難関大学合格実績の向上とともに人気が高まっています。
この背景には、大学合格実績の大幅な改善があります。2023年度は東京大学に2名、京都大学に1名、早稲田大学に47名、慶應義塾大学に24名の合格者を出すなど、進学実績が着実に向上しています。また、国公立大学への現役合格者数も増加しており、埼玉県内の私立高校としては屈指の実績を誇ります。
Ⅰ類コースとⅡ類コースも同様に偏差値が上昇しており、特にⅠ類コースはMARCHレベルの大学合格率が高いことから、公立高校との併願先として選ばれることが増えています。受験者数も増加傾向にあり、2024年度入試では前年比で約15パーセント増となりました。
今後も進学実績の向上に伴い、偏差値はさらに上昇する可能性があります。特に特類コースは県内私立高校のトップクラスとして確固たる地位を築きつつあり、早慶附属高校や開智高校などと並ぶ難関校として認知されています。受験を検討している場合は、早めの対策開始が重要です。
コース別の偏差値と特徴を詳しく解説
狭山ヶ丘高校の3つのコースは、それぞれ異なる教育目標と学習内容を持っています。偏差値だけでなく、授業のレベルや進度、課題の量なども大きく異なるため、自分の学力と目標に合ったコース選択が重要です。ここでは各コースの詳細な特徴と、実際の学校生活について解説します。コース選択を誤ると学習についていけなくなったり、逆に物足りなく感じたりする可能性があるため、慎重に検討しましょう。
特類コースの偏差値と難易度
特類コースの偏差値は67~69で、埼玉県内の私立高校では最難関クラスに位置します。開智高校のTクラスや栄東高校の東・医クラスと同等レベルで、公立高校では浦和高校や大宮高校の併願先として選ばれることも多いコースです。
授業は最難関国公立大学への現役合格を目標に組まれており、特に数学と英語は高度な内容を扱います。数学では高校1年生で数学Ⅰ・Aを完全に終了し、2年生では数学Ⅱ・B・Cを学習、3年生からは演習中心の授業に移行します。英語も英検準1級レベルを目指したカリキュラムで、ネイティブ教員による英会話の授業も充実しています。
課題の量は非常に多く、部活動との両立はかなり厳しいのが現実です。週末には数学・英語を中心に大量の課題が出されますし、長期休暇中は補習や特別講習が連日実施されます。河合塾や駿台の模試も定期的に受験し、全国レベルでの自分の位置を常に意識させられる環境です。
クラスの雰囲気は競争的で、生徒同士が切磋琢磨する文化があります。ただし、協力的な学習環境も整っており、難問について教え合ったり、ノートを見せ合ったりする光景もよく見られます。担任や教科担当の教員も熱心で、放課後の個別指導や添削指導を快く引き受けてくれます。東京大学や一橋大学、東京工業大学といった最難関国立大学を本気で目指すなら、特類コースが最適な選択肢です。
Ⅰ類コースの偏差値と特色
Ⅰ類コースの偏差値は63~65で、埼玉県内では中堅上位レベルに位置します。県立の所沢北高校や川越南高校、和光国際高校などと同程度の難易度で、これらの公立高校が第一志望の受験生が併願先として選ぶケースが多く見られます。
教育目標は国公立大学とMARCH以上の私立大学への現役合格です。授業進度は特類コースほど速くはありませんが、公立高校よりは早く、2年生の終わりまでに主要科目のカリキュラムをほぼ終了します。3年生では演習と過去問対策に時間を割けるため、受験に向けた実践力を十分に養うことができます。
Ⅰ類コースの特徴は、文武両道を実現しやすい環境にあることです。課題の量は適度で、部活動にも積極的に参加できます。実際、運動部で県大会や関東大会に出場しながら、MARCHレベルの大学に合格する生徒も少なくありません。学校側も文武両道を推奨しており、部活動と学習の両立をサポートする体制が整っています。
進学実績も良好で、2023年度は国公立大学に約30名、早慶上理に約40名、MARCHに約150名が合格しています。特に明治大学、中央大学、法政大学への合格者が多く、指定校推薦枠も充実しています。立教大学や学習院大学からも複数の指定校推薦枠があり、評定平均が4.0以上あれば推薦で進学できる可能性があります。真面目に学習に取り組めば、確実に良い大学に進学できるコースといえます。
Ⅱ類コースの偏差値と学習内容
Ⅱ類コースの偏差値は58~60で、埼玉県内では中堅レベルの難易度です。県立の所沢高校や坂戸高校、川越西高校などと同程度で、基礎からしっかり学びたい生徒に適したコースとなっています。
授業は基礎学力の定着を最優先にしており、分からない部分を丁寧に教えてもらえる環境です。数学や英語では習熟度別クラスを編成し、一人ひとりのレベルに合わせた指導を行っています。進度は公立高校とほぼ同じで、2年生までに基礎を固め、3年生で受験対策に入るカリキュラムです。
Ⅱ類コースの大きな特徴は、コース変更のチャンスがあることです。定期テストや模試で良い成績を収めれば、Ⅰ類コースへの昇格が可能です。実際、毎年数名の生徒がⅡ類からⅠ類へ、さらにⅠ類から特類へと昇格しています。入学時の偏差値が低くても、努力次第で上位コースを目指せるシステムは大きなモチベーションになります。
進学実績は、日東駒専を中心にMARCHへの合格者も一定数います。2023年度は日本大学に約60名、東洋大学に約40名、駒澤大学に約30名、専修大学に約25名が合格しており、成城大学や明治学院大学といった準MARCHレベルの大学への合格者も多数います。指定校推薦枠も豊富で、日東駒専レベルであればほぼ確実に推薦を取得できます。部活動に打ち込みながら、推薦で大学進学を目指す生徒にとっては最適な環境といえます。
狭山ヶ丘高校の入試情報と合格基準
狭山ヶ丘高校の入試は、単願推薦・併願推薦・一般入試の3つの方式があります。それぞれで合格基準や試験科目が異なるため、自分に有利な入試方式を選択することが重要です。特に推薦入試は内申点の基準を満たせば合格率が非常に高いため、まずは推薦の基準をクリアできるかを確認しましょう。ここでは各入試方式の詳細と、実際の合格ラインについて解説します。
入試方式と試験科目
狭山ヶ丘高校の入試は1月の推薦入試と2月の一般入試に分かれています。推薦入試には単願推薦と併願推薦があり、どちらも中学校の先生を通じて出願する必要があります。一般入試は推薦入試で不合格だった場合や、推薦基準に届かなかった場合に受験するケースが多い試験です。
単願推薦入試では、作文(600字、40分)と面接が課されます。作文のテーマは「高校生活で学びたいこと」「将来の夢」といった一般的な内容が多く、特別な対策は不要ですが、誤字脱字や文章構成には注意が必要です。面接は個人面接で約10分間、志望動機や中学校での活動、入学後の目標などについて質問されます。
併願推薦入試の試験科目は、国語・数学・英語の3科目です。試験時間は各50分で、マークシート方式と記述式が混在しています。難易度は標準的で、教科書レベルの問題が中心ですが、特類コースを受験する場合は応用問題も出題されます。面接はありませんが、調査書の内容が合否に影響するため、中学校での活動実績も重要です。
一般入試も併願推薦と同じく国語・数学・英語の3科目です。試験時間と出題形式も併願推薦と同様ですが、合格最低点はやや高めに設定されています。一般入試では内申点よりも当日の試験結果が重視されるため、試験対策をしっかり行うことが合格への鍵となります。過去問は学校説明会で配布されるほか、声の教育社から発行されている過去問題集でも入手可能です。
内申点と当日点の配分
狭山ヶ丘高校の合否判定では、内申点と当日の試験結果の両方が考慮されます。ただし、入試方式によってその比重は大きく異なります。推薦入試では内申点が非常に重要で、一般入試では当日点の比重が高くなります。
単願推薦の内申基準は以下の通りです。
- 特類コース:9科5教科23以上、9科40以上
- Ⅰ類コース:9科5教科21以上、9科38以上
- Ⅱ類コース:9科5教科19以上、9科36以上
これらの基準を満たしていれば、ほぼ確実に合格できます。作文と面接で大きな問題がない限り、不合格になることはありません。ただし、欠席日数が多い場合(年間20日以上)や、素行面で問題がある場合は不合格になる可能性もあるため注意が必要です。
併願推薦の内申基準は単願推薦よりも高く設定されています。
- 特類コース:9科5教科24以上、9科42以上
- Ⅰ類コース:9科5教科22以上、9科40以上
- Ⅱ類コース:9科5教科20以上、9科38以上
併願推薦では基準を満たした上で試験でも一定以上の得点が必要です。目安としては、各科目60点以上、3科目合計で200点以上が求められます。ただし、内申点が基準を大きく上回っている場合は、試験の得点がやや低くても合格できる可能性があります。
一般入試では内申点の影響は小さく、ほぼ当日の試験結果のみで合否が決まります。内申点が低くても、試験で高得点を取れば合格できるチャンスがあります。逆に内申点が高くても、試験で失敗すれば不合格になる可能性があるため、しっかりとした試験対策が不可欠です。
合格ラインと安全圏の目安
一般入試における各コースの合格最低点の目安は以下の通りです(300点満点)。
| コース名 | 合格最低点 | 安全圏 | 得点率 |
|---|---|---|---|
| 特類コース | 約210点 | 約240点 | 70~80% |
| Ⅰ類コース | 約180点 | 約210点 | 60~70% |
| Ⅱ類コース | 約150点 | 約180点 | 50~60% |
この表から分かるように、特類コースでは各科目70点以上が目安となります。標準的な問題を確実に得点し、応用問題でも部分点を積み重ねることが重要です。Ⅰ類コースは各科目60点程度、Ⅱ類コースは各科目50点程度が合格ラインとなります。
ただし、年度によって問題の難易度が変わるため、合格最低点も変動します。2023年度は数学がやや難しく、合格最低点が例年より10点程度低くなりました。逆に2022年度は英語が易しく、合格最低点が高めでした。過去3年分の過去問を解いて、自分の実力を正確に把握することが大切です。
北辰テストの偏差値で見ると、安全圏の目安は以下の通りです。
- 特類コース:偏差値68以上
- Ⅰ類コース:偏差値64以上
- Ⅱ類コース:偏差値59以上
これらの偏差値を3回以上安定してキープできていれば、合格の可能性は非常に高いといえます。ただし、北辰テストの結果だけで油断せず、過去問演習を通じて実際の入試問題に慣れておくことが重要です。狭山ヶ丘高校の入試問題には独特の傾向があるため、過去問対策は必須といえます。
狭山ヶ丘高校の進学実績と教育環境
狭山ヶ丘高校を選ぶ際に最も気になるのが、実際の進学実績と学校の教育環境です。近年の合格実績は着実に向上しており、特に国公立大学や早慶上理への合格者数が増加しています。充実した学習サポート体制と、進路指導の手厚さが実績向上につながっています。また、部活動も盛んで、勉強だけでなく多様な経験ができる環境が整っています。ここでは具体的な数字とともに、狭山ヶ丘高校の魅力を紹介します。
大学進学実績の詳細
2023年度の狭山ヶ丘高校の大学合格実績は、卒業生約380名に対して非常に優秀な結果となりました。国公立大学には現役で約50名が合格し、そのうち東京大学2名、京都大学1名、一橋大学1名、東京工業大学1名と、最難関国立大学への合格者を輩出しています。
私立大学では、早稲田大学47名、慶應義塾大学24名、上智大学18名、東京理科大学35名と、早慶上理に合計124名が合格しました。特類コースからの合格者が中心ですが、Ⅰ類コースからも早慶上理に合格する生徒が毎年複数名います。努力次第でトップレベルの大学を目指せる環境が整っているといえます。
MARCHレベルでは、明治大学68名、青山学院大学32名、立教大学41名、中央大学56名、法政大学72名と、合計269名が合格しています。Ⅰ類コースの生徒の多くがこのレベルに進学しており、指定校推薦も含めると約8割の生徒がMARCH以上の大学に合格しています。成城大学や明治学院大学といった準MARCHレベルも含めると、さらに多くの合格者数となります。
日東駒専レベルでは、日本大学85名、東洋大学67名、駒澤大学48名、専修大学39名と、合計239名が合格しています。Ⅱ類コースの生徒の主な進学先で、指定校推薦枠も豊富です。また、国公立大学志望の生徒向けには、埼玉大学や群馬大学、茨城大学といった地方国公立大学への合格者も毎年20名前後います。
学習サポート体制
狭山ヶ丘高校の学習サポート体制は非常に充実しています。まず、早朝講習と放課後講習が無料で提供されており、希望者は誰でも参加できます。早朝は7時30分から、放課後は16時から18時まで、主要教科の講習が開講されています。特に3年生向けには、大学別の対策講座も設置されており、早稲田大学対策講座や慶應義塾大学対策講座などが人気です。
定期テスト前には質問教室が開かれ、分からない問題を個別に教えてもらえます。数学や物理、化学といった理系科目では、放課後に常時質問対応をしてくれる教員がいるため、つまずいた時点ですぐに解決できる環境です。英語では添削指導も充実しており、英作文や要約問題を提出すれば、丁寧な添削とコメントを返してもらえます。
進路指導室には進路指導専任の教員が常駐し、大学選びや受験戦略について相談できます。過去の先輩たちの受験データも蓄積されており、自分の成績と志望校を照らし合わせて、合格可能性を具体的に知ることができます。また、大学のパンフレットや赤本も豊富に揃っており、自由に閲覧できます。
模試の実施も計画的で、年間を通じて河合塾全統模試、駿台模試、ベネッセ進研模試などを受験します。模試の結果は詳細に分析され、弱点科目や分野を把握した上で、今後の学習計画を立てるサポートをしてもらえます。特に3年生では、毎月のように模試があり、常に自分の実力を客観視できる環境が整っています。
部活動と学校生活
狭山ヶ丘高校の部活動は、運動部15部、文化部12部が活動しており、約70パーセントの生徒が何らかの部活動に所属しています。特に強化指定を受けている部活動では、県大会や関東大会での活躍も見られます。
運動部では、陸上競技部、サッカー部、バスケットボール部が盛んです。陸上競技部は関東大会に毎年出場しており、全国大会に進んだ選手もいます。サッカー部は県大会ベスト16の実績があり、バスケットボール部も県大会常連の強豪です。野球部や卓球部、バレーボール部なども活発に活動しており、初心者から経験者まで幅広く受け入れています。
文化部では、吹奏楽部、軽音楽部、演劇部が人気です。吹奏楽部は県大会で金賞を受賞した実績があり、定期演奏会も盛大に開催されます。軽音楽部は校内ライブや文化祭での演奏が好評で、年間を通じて活発に活動しています。演劇部も県大会に出場しており、本格的な舞台作品を上演しています。
学校行事も充実しており、体育祭、文化祭、修学旅行は生徒たちが楽しみにしている大きなイベントです。文化祭は一般公開もされ、毎年多くの来場者で賑わいます。修学旅行は沖縄で、平和学習とマリンスポーツを組み合わせた内容です。また、球技大会や芸術鑑賞会なども年間を通じて実施され、充実した高校生活を送ることができます。
通学面では、西武新宿線狭山市駅からスクールバスが運行されており、約15分で学校に到着します。また、自転車通学も可能で、駅から約4キロメートルの距離です。校舎は比較的新しく、冷暖房完備の快適な環境で学習できます。図書室や自習室も充実しており、放課後に残って勉強する生徒も多く見られます。
狭山ヶ丘高校合格に向けた受験対策
狭山ヶ丘高校に合格するためには、計画的な受験対策が不可欠です。特に特類コースやⅠ類コースを目指す場合は、中学3年生になってから始めるのではなく、できるだけ早い段階から準備を進めることが重要です。ここでは効果的な学習計画の立て方から、科目別の具体的な対策方法、そしておすすめの塾や学習方法まで、合格に直結する実践的な情報を詳しく解説します。
効果的な学習計画の立て方
狭山ヶ丘高校の受験対策は、中学2年生の3学期から本格的にスタートするのが理想的です。この時期から内申点を意識した定期テスト対策と、入試に向けた実力養成を並行して進めることで、無理なく合格レベルに到達できます。
まず重要なのが、内申点の確保です。推薦入試を利用する場合、内申点が基準に達していなければ受験資格がありません。特に中学3年生の1学期と2学期の成績が重視されるため、この時期は定期テストで高得点を取ることに集中しましょう。技能4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)も疎かにせず、提出物や授業態度にも気を配ることが大切です。
同時に、北辰テストや模試を定期的に受験し、自分の実力を客観的に把握することも重要です。北辰テストは埼玉県の高校入試において最も信頼性の高い模試で、偏差値や志望校判定が正確に出ます。中学3年生では年6回程度実施されるため、できるだけ多く受験して、自分の弱点を把握しましょう。特に第3回(7月)と第4回(9月)の結果は、私立高校の推薦基準として使われることもあります。
学習時間の目安としては、中学3年生の夏休みまでは平日2~3時間、休日4~5時間、夏休み以降は平日3~4時間、休日6~8時間が理想的です。特類コースを目指す場合は、これよりも多めの学習時間が必要になります。ただし、長時間勉強すればよいというわけではなく、集中して効率的に学習することが何より重要です。スマートフォンの使用時間を制限し、学習に集中できる環境を整えましょう。
科目別の対策ポイント
狭山ヶ丘高校の入試問題は、基礎から標準レベルの問題が中心ですが、特類コースでは応用問題も出題されます。科目ごとに効果的な対策方法を紹介します。
【国語】現代文と古文が出題されます。現代文は論説文と小説が各1題ずつ、古文は1題という構成です。論説文では接続詞や指示語の問題が頻出で、文章の論理構造を正確に読み取る力が求められます。小説では登場人物の心情理解が中心で、本文の根拠を明確にして答える訓練が必要です。古文は基本的な文法と古語の知識があれば対応できるレベルで、教科書の内容をしっかり理解していれば問題ありません。
対策としては、まず漢字と語彙力を強化しましょう。入試では漢字の読み書きが10問程度出題され、ここで確実に得点することが重要です。また、論説文対策として、新聞のコラムや評論文を読む習慣をつけると読解力が向上します。過去問演習では、時間配分を意識して、50分で解き終える練習を繰り返しましょう。
【数学】計算問題、関数、図形、データの活用、証明問題がバランスよく出題されます。特に関数と図形の配点が高く、応用力が試される分野です。特類コースでは、思考力を要する問題も出題されるため、標準的な問題集だけでなく、発展的な内容にも取り組む必要があります。
対策の基本は、まず計算力の徹底です。計算ミスは致命的なので、毎日計算問題を解いて、正確かつ速く計算できるようにしましょう。関数では、グラフの性質や変域、面積の求め方を確実に理解することが重要です。図形では、三平方の定理や相似、円周角の定理などの基本定理を使いこなせるようにしましょう。証明問題は、論理的な記述ができるよう、模範解答を何度も書き写して型を身につけることが有効です。おすすめの問題集は「全国高校入試問題正解」や「最高水準問題集」です。
【英語】長文読解、文法・語彙、リスニング、英作文が出題されます。長文読解が配点の約半分を占めるため、読解力の強化が最優先です。文章は400~600語程度で、内容理解や要旨把握、語句の意味を問う問題が中心です。
対策としては、まず単語と熟語を確実に覚えましょう。入試頻出の単語集を1冊完璧にすることが基本です。文法は中学3年間の内容をもれなく理解し、特に不定詞、動名詞、関係代名詞、現在完了などの重要文法は完璧にしておきましょう。長文読解は、毎日1題ずつ解いて慣れることが大切です。最初は辞書を使いながらでもよいので、正確に内容を理解する訓練を続けましょう。英作文は、基本的な文型を使って、文法ミスのない英文を書けるようにすることが目標です。添削を受けられる環境があれば、積極的に活用しましょう。
おすすめの塾と学習方法
狭山ヶ丘高校の受験対策には、集団指導塾または個別指導塾の利用が効果的です。埼玉県内で実績のある塾をいくつか紹介します。
【スクール21】埼玉県を中心に展開する大手進学塾で、県内私立高校の入試対策に強みがあります。狭山ヶ丘高校の合格実績も豊富で、専用の対策講座も開講されています。集団授業形式ですが、少人数クラスで質問もしやすい環境です。北辰テスト対策や過去問演習も充実しており、合格に必要な実力を総合的に養えます。
【サイエイスクール】こちらも埼玉県で人気の進学塾です。特に英語教育に力を入れており、ネイティブ講師による英会話授業も受けられます。狭山ヶ丘高校の入試問題の傾向を熟知した講師陣が指導するため、効率的に対策できます。定期的に保護者面談も実施され、学習状況や進路について相談できる体制も整っています。
【個別教室のトライ】個別指導を希望する場合におすすめです。一人ひとりの学力に合わせたオーダーメイドカリキュラムで指導を受けられます。特に苦手科目を集中的に克服したい場合や、部活動との両立が必要な場合に適しています。プロ講師コースを選べば、経験豊富な講師から直接指導を受けられます。
【自学自習の方法】塾に通わず独学で合格を目指す場合は、計画性と自己管理が重要です。まず、学習計画表を作成し、毎日やるべきことを明確にしましょう。問題集は1冊を完璧にすることを優先し、何冊も中途半端に手をつけないことが大切です。おすすめの問題集は「新中学問題集」「最高水準問題集」「全国高校入試問題正解」などです。
過去問演習は、遅くとも11月から始めましょう。最初は時間を気にせず丁寧に解き、2回目以降は時間を測って本番を想定した練習をします。間違えた問題は必ず解説を読んで理解し、類題も解いて定着させることが重要です。狭山ヶ丘高校の過去問は、声の教育社から「埼玉県私立高校入試問題集」として発行されており、過去5年分が収録されています。
また、YouTubeの教育チャンネルも活用できます。「とある男が授業をしてみた」や「StudyVlog」などのチャンネルでは、中学全範囲の授業動画が無料で視聴できます。分からない単元があったときに、動画で理解を深めるのも効果的な方法です。ただし、動画を見るだけで満足せず、必ず問題演習もセットで行いましょう。
